男性　仙台市在住　　りょう　様（33歳）

女性　山形市在住　　みさき　様（26歳）

活動期間　約8ヶ月　／　交際期間　約4ヶ月

 

りょうさんは、ルリアンのご成婚者からの紹介でのご入会でしたが、お仕事が忙しいということもあり、なかなか集中して婚活ができない日々が続いておりました。

そんな中、お二人のお見合いは、10月20日。

お見合いのお二人の印象は悪くなかったものの…

 

仮交際に入った直後一転、

みさきさんから「時間にルーズな印象。誠実さが感じられず、交際終了にしたい」との連絡。

詳しくお話を聞くと、誠実ではないと思われても仕方のないりょうさんの言動がありました。

まずは、りょうさんとお話してみるので、それからどうするか決めて欲しいとお伝えしました。

その時のみさきさんは、ハッキリ「交際終了したい」そうおっしゃっていました。

 

私は急いでりょうさんに連絡を取り、率直に今回の件をお伝えしました。

すると、りょうさんからは、みさきさんへの想いが真っすぐに伝わってくる言葉をいただきました。

また、みさきさんに与えてしまった印象についても、言い訳をすることなく真摯に受け止め、「どうにかして想いを伝えたい」「誠実な姿をもう一度見せたい」との強いお気持ちを聞くことができました。

 

その気持ちを、私からみさきさんにもお伝えしたところ、みさきさんは少し悩まれた末に「もう一度だけ会ってみます」と言ってくださいました。

その後、直接謝罪したりょうさん。

彼の心からの言葉にみさきさんも、こんな風に向き合ってくれる方はほかにはいないかもしれない。そう思えたようです。

お互いが一歩ずつ歩み寄ろうとしている姿勢が、とても嬉しかったです。

 

再会をきっかけに、少しずつ距離を縮めていった二人。

彼は、照れ隠しからふざけてしまう所があり、それが誤解されることもありました。

「気持ちをストレートに伝えることで、彼女を困らせてしまうのではないか」と不安に思うあまり、うまく伝えることができなかったようです。

一方のみさきさんは、「本当はどう思っているのか、ちゃんとふざけないで真面目に伝えて欲しい」との思いがありました。

 

実は、こうしたすれ違いは婚活において決して珍しいことではありません。

「自分では伝えているつもり」でも「相手には届いていない」ということは、婚活ではよくあるのです。

そんな時こそ、私たちカウンセラーの役割。

お互いの心の奥にある想いを、そっと、でも確かに伝えることで、二人の距離をつなぎ直していきました。

 

なかなか人を信用することができなかったみさきさん。

最初は、りょうさんの言葉を信用できずにいることを何度か私に伝えてくださいました。

その時に、言葉ではなく行動を見てみてください。行動は言葉より本音が出ますよ。そうお伝えさせていただきました。

 

その後、何度も話し合いを重ねるうちに、お互いの「伝え方」や「受け止め方」を理解し合えるようになり、少しずつ心の距離が縮まっていきました。

なかでも、みさきさんの心を動かしたのは、りょうさんの行動そのものでした。

実は、仙台市在住のりょうさん。みさきさんは山形市にお住まいです。

山形でのデートはもちろんのこと、仙台でのデートの際も、わざわざ山形まで車で迎えに来て、仙台でデートを楽しんだ後、また山形まで送り届けてくださっていたのだそうです。

なんと、山形～仙台間を一日で二往復。簡単にできることではありませんよね。

そんな彼の行動が、時間をかけて、みさきさんの固く閉ざされていた心を少しずつ溶かしていったように思います♡

あとからりょうさんにそのことを伺うと、照れくさそうにこう答えてくださいました。

「一秒でも長く一緒にいたかっただけなんです」

その言葉に、私も思わず胸が熱くなりました。

 

そしてプロポーズ♡

毎回ルリアンでは理想のプロポーズを女性に聞いて、希望に近づけられるよう男性にアドバイスさせていたえだくのですが…

みさきさんからは「りょうさんが私の事を考えてしてくれるプロポーズならなんでもいい」とのこと。

一見簡単そうに思える希望ですが、逆にハードルが高いかも！と思いましたが、そのままりょうさんに伝えさせていただきました。

 

りょうさんが選んだのは、赤いバラ12本の花束と共に伝えるプロポーズ。

その意味は、二人だけの秘密ですね。

 

プロポーズは大成功！

プロポーズの報告と一緒に「サプライズが苦手と言いながら、苦手なりに私のために沢山考えてくれて準備してくれたことがとても嬉しかったです」との言葉がありました。

 

愛情をいつも口で伝えてくれるりょうさん。

最初はその言葉が信用できなかったけど、今ではとても嬉しいそうです。

そして、みさきさんから、

「自分の素直な思いを伝えられるようになってきて成長を感じています。でもそれは彼の真っすぐでしっかりと向き合ってくれるところが、私をそうさせてくれたんじゃないかなとも思います。」

と最後にその言葉をいただき、とても胸が熱くなりました。

 

仮交際直後、正直に言えば「ダメになってしまうかもしれない」と感じた瞬間もありました。

でも、お互いがあきらめずに歩み寄ろうとしたこと、そして自分の気持ちに正直でいようとしたことが、愛を育てる礎になったのだと思います。

 

このお二人なら幸せな家庭を築いていけるのだろうなと、お二人の後ろ姿を

見送りながら感じておりました♡

末永いお二人のお幸せを心より願っております♡